和歌山街道 珍布峠ウォーキングコース (7.5㎞)

コースのポイント

松阪市と和歌山を結ぶ和歌山街道の三重県側を歩くコースで、江戸時代には本陣が置かれ、紀州藩主の参勤交代の道、伊勢神宮への参詣道として多くの人が歩きました。

コース最大の見どころの珍布(めずらし)峠は、天照大神と児屋根命が出会った場所と伝えられており、ここで伊勢国と大和国の国境を決めたと言われています。

このコースはほかにも松阪市飯高町の見どころを満喫できるコースとなっています。

このコースは新日本歩く道紀行・歩いておきたい1000の道(三重県内では30コース)に選定されています。

コースマップ

コースの見どころ

道の駅飯高駅|松阪市

道の駅 飯高(いいたか)駅は道の駅としては、三重県の中で唯一の天然温泉があり、温泉施設では内湯や露天風呂、蒸し湯など種類が充実しています。

道の駅飯高駅について詳しくはこちら

道行谷|松阪市

道行谷(みちゆきだに)は吉野を逃れた源義経と静御前が通ったという言い伝えのある谷です。

櫛田川の支流の谷川を道行谷、川を通る土橋を「道行橋」と言います。

道行谷について詳しくはこちら

珍布峠|松阪市

珍布峠(めずらしとうげ)は旧和歌山街道にあり、伊勢神宮・内宮に祀られる天照大御神が、天児屋根命にバッタリ会い「おお、めずらしや」と言ったことから「めずらし峠」と呼ばれるようになったという言い伝えがある、伝説の峠です。

珍布峠について詳しくはこちら

礫石|松阪市

礫石(つぶていし)は天照大御神が伊勢国と大和国の国境を決めるために投げ込んだという伝説がある巨岩で、珍布峠とならぶ「国分け伝説」の史跡です。

礫石について詳しくはこちら

水屋神社|松阪市

水屋神社は天然記念物に指定された樹齢1000年を超える大クスがシンボルの神社で、春日大社の行在所(天皇が外出した時の仮の御所の事)として天児屋根命が祀られています。

水屋神社について詳しくはこちら

姿見の池|松阪市

姿見の池は伊勢神宮の地を定めたと伝えられる倭姫命(やまとひめのみこと)が伊勢を巡行した際に、自分の姿を映して化粧をしたという言い伝えがある池です。

姿見の池について詳しくはこちら

北畠具教卿の首塚|松阪市

北畠 具教(きたばたけ とものり)の首塚は、戦国時代に信長によって暗殺された北畠具教の首を、なんとか信長から守るべく、三瀬谷から運び、ここに埋めたと伝えられています。

北畠具教の首塚について詳しくはこちら

道の駅飯高駅|松阪市

三重の新日本歩く道紀行・歩いておきたい1000の道・全30コースを歩こう

新日本歩く道紀行・歩いておきたい1000の道は特定非営利活動法人新日本歩く道紀行推進機構が自治体からの応募に応じて選考、認定するウォーキングコースです。

選考委員会によって認定された日本の道遺産ともいえる新日本歩く道紀行100選1000の道を活用し、地域の観光促進と商工物産の振興、並び歩くことによって健康づくりに寄与する事、および道に関する歴史、文化、地方の言語等を調査分析し、学術的な活動も併せ行うことによって、商工、経済、観光事業を通じて広く地域社会に貢献するを目的にしています。

新日本歩く道紀行・歩いておきたい1000の道10個のテーマと4つのスタイルに分類され、各テーマごとに100、合計1000コースを認定しています。

この1000コースのうち、三重県からは30のコースが選定されており、伊勢神宮や熊野古道などの人気スポットから、穴場的な観光スポットまで多種多様なコースを歩くことができます。

ぜひこれを機に、三重県内30コース踏破に挑戦してみてください!

新日本歩く道紀行・歩いておきたい1000の道について詳しくはこちら

投稿者プロフィール

らんしす 多田夏彦
合同会社ランシス代表社員。
合同会社ランシスは「ランウォーク」×「ツーリズム」×「WEB」を通じて、三重を走る、歩くモチベーションを創っていきます。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。

個人ブログ | セカンドウィンド四日市サイト | 三重県ウオーキング協会サイト

関連記事

  1. 松阪市観光情報センター|松阪の旅の事で迷われたらまずはこちら

  2. 中部台公園トリムコース(1.9㎞)|程よいアップダウンも心地よい周回コース

  3. 御城番屋敷|松坂城を警護するために派遣された人々が住んだ屋敷

  4. 神垣神社|延喜式式内社・神垣神社と石田神社に比定される神社

  5. 御厨神社|本居宣長が古事記伝全44巻を奉納した神社

  6. 近鉄名古屋線・伊勢中川駅|志摩と大阪への分岐点となる駅

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。