江戸時代、「一生に一度は行きたい」と庶民が熱狂した、旅の頂点として大流行した「お伊勢参り」。
特に1650年、1705年、1771年、1830年と約60年周期で大流行した「おかげ参り」、中でも1830年には4ヶ月で当時の全人口の6分の1となる約486万人が動くほどの賑わいでした。
三重県内においては北は桑名から四日市追分までは東海道を通り、追分からは伊勢街道(参宮街道)を通って、外宮そして内宮の順番で参拝するのが、「お伊勢参り」の主な経路でした。
現在は鉄道や公道が整備され、このルートを辿る方はほとんどいなくなりましたが、実際歩いてみると古き良きごろの日本を実体験できる道が要所要所に待っています。
そんな歴史を感じ、江戸時代の熱狂に思いを馳せながら、今こそ一度桑名から伊勢神宮までを歩いてみようということで、三重県ウオーキング協会では「令和のお伊勢参り 〜桑名より東海道・伊勢街道を行く〜」を開催しています。
桑名から伊勢神宮までの距離は100km超という事で、当企画では5回➕1回の計6回の行程で、伊勢神宮を歩いていきます。
そんな当企画に興味を持っていただきました方は、ぜひ三重県ウオーキング協会ホームページをご確認ください!
第1回 2026年2月23日(金・祝)(17.5km|桑名市→朝日町→川越町→四日市市)
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1601年に東海道の宿駅として指定された桑名宿(東海道五十三次の42番目の宿場)は、美濃道や員弁道などの街道、長島や大垣への船路などとも交差する交通の要衝として栄え、東海道の宿場町の中で2番目(1番は愛知の宮宿)に旅籠屋の数が多かったとされています。
そんな桑名宿から桑名城(現九華公園)を経由して、京町見附・吉津屋見附・七曲見附の3か所を経由して、朝日町までの道中は、焼き蛤や安永餅、かぶら盆などを売る店や茶屋が立ち並ぶなど賑わっていました。
そして朝日町から間の宿(桑名宿と四日市の宿の休憩地)として栄え、名物焼き蛤を商う茶屋などでにぎわった富田を経由して、天領であったため四日市宿陣屋(四日市代官所・現在の中部西小学校)が置かれた四日市宿を歩き、商店街のアーケードを通過した後は近鉄四日市駅のゴールに至ります。
●イベント行程
桑名駅→七里の渡し→桑名宿→近鉄伊勢朝日駅(6.7㎞・ショートの部ゴール)→近鉄富田駅(11.5㎞)→四日市宿→近鉄四日市駅(ゴール)
コースのポイント 江戸時代に大流行した「お伊勢参り」ルートの桑名駅から、水運に恵まれ湊町として栄えた桑名宿、江戸時代に徳川幕府が直接支配した天領の宿場町として栄えた四日市宿を経由して、近鉄四日市駅までを目指す約17.5㎞のコースです。 距離は長めですが、かなりフラットな道中が続きます。但し道...
第2回 2026年5月3日(日)(18.5km|四日市市→鈴鹿市)
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近鉄四日市駅をスタートして、東海道四日市宿と石薬師宿の間の宿(あいのしゅく)として旅籠や両替商が立ち並び栄えた日永(本宿に比べると宿賃が安く庶民に重宝された)を歩き、東海道と伊勢街道の分岐点となる伊勢神宮へのニの鳥居が見える日永の追分道標に至ります。
その後歩き進めていくと、鈴鹿川を渡る高岡橋手前(1853年に神戸町役人が中心となって資金を集め、無銭渡として架けられた橋)で鈴鹿市入りし、さらに進んでいくと、神戸藩本多家の城下町でもあった神戸宿の入り口「神戸の見附」に至ります。
神戸宿に入ると袖壁と格子窓を備えた町屋が多く残り、茶屋と遊郭、14軒の旅籠が並び神戸宿で一番賑わった旧常磐町、神戸藩の水練場だった大橋、神戸宿の中心で市などが開かれた旧十日市町、そして六郷川に架かる幸橋を渡って神戸宿を出ます。
その後は田園地帯を抜け、海岸に沿って南下ししばらく進んでいくと、近鉄白子駅に至ります。
●イベント行程
近鉄四日市駅→日永追分→あるなろう鉄道追分駅(5km・ショートの部ゴール)→伊勢街道へ→神戸宿→近鉄鈴鹿市駅→白子宿→近鉄白子駅(ゴール)
コースのポイント 江戸時代に大流行した「お伊勢参り」ルートの近鉄四日市駅から旧東海道を歩き、東海道と伊勢街道を分けた追分を経由して、旧伊勢街道を歩き、神戸宿、白子宿とを巡り、近鉄白子駅までを目指す約17.5㎞のコースです。 距離は長めですが、かなりフラットな道中が続きます。但し道の狭い所でも...
第3回 2027年2月開催予定(18.5km~|鈴鹿市→津市)
近鉄白子駅をスタートして、宿場町であると同時に木綿の出荷で栄えた港町であった白子宿を通過してしばらく歩いていくと、津市に入り、上野宿に到達。
さらに歩き進めていくと、津城下町の入り口であり、今日からの参宮路であった伊勢別街道との合流地点でもあった江戸橋に至ります。
さらに歩き進めていくと、津の街の中心地に到達し、さらに津藩の領地であった津と伊賀を結んだ伊賀街道との合流点付近となる塔世橋を渡って、津宿の核であった津観音や本陣・問屋があった大門町を歩き進め、近鉄津新町駅のゴールに至ります。
●イベント行程
近鉄白子駅→千里駅(5.8㎞・ショートの部ゴール)→上野宿→津宿→津駅(15㎞)→津新町駅(ゴール)
第4回 2027年5月開催予定(19km|津市→松阪市)
近鉄津新町駅をスタートして、岩田橋を渡り、旧街道の名残の残る道を歩き進めていくと、江戸時代には渡しが存在した雲出川に到着すると、松阪市に入ります。
さらに歩き進めていくと北海道の名付け親・松浦武四郎の生家、伊勢街道と奈良街道の分岐点である月本の追分、伊勢街道と初瀬街道の分岐点である六軒の追分を経由して、妻入りで格子戸のある町屋が続く市場庄に至ります。
さらに歩き進めていくと、阪内川を越え、松坂城下に入り、城下の中心部に入ったあたりで、松阪駅のゴールに至ります。
●イベント行程
津新町駅→JR高茶屋駅(6.5㎞・ショートの部ゴール)→雲出宿→松ヶ崎駅(15.5㎞)→松阪宿→松阪駅(ゴール)
第5回 2028年2月開催予定(21.5㎞~|松阪市→明和町→伊勢市)
松阪駅をスタートして、南下してしばらく歩き進めていくと、秡川を渡って明和町に入ります。
明和町に入ると神宮のお膝元宇治山田に多い妻入り建物が多くなり、神宮に近づいてきていることを実感しながらさらに歩き進めていくと、伊勢市に入っていきます。
さらに歩き進め宮川の渡しより先は伊勢神宮領「神領」に入り、さらに歩き進めていくと、街道最後の宿場町であった小俣宿に到着。
さらに南下していくと、桜の渡し跡などを経由して、歩き進めていくとついに伊勢神宮外宮に到着。
参拝後は、伊勢市駅のゴールに至ります。
●イベント行程
松阪駅→斎宮駅(10㎞・ショートの部ゴール)→明野駅(15㎞)→小俣宿→山田宿→伊勢神宮外宮→伊勢市駅(21.5㎞)
第6回 2028年3月開催予定
伊勢市駅から伊勢街道を進んでいくと、しばらく登り坂が続き、吉原・京都の島原と並ぶ三大歓楽街であった古市周辺を通過。
その後は坂を下り、下りきったところで猿田彦神社に至り、さらに進んでいくと現在の「おはらい町」に到達すれば、ゴールはもう間近。
そしておはらい町の喧騒を楽しみながらさらに歩き進めていくと、当企画のゴール地点となる伊勢神宮内宮の入り口である宇治橋に到着します。
●イベント行程
伊勢市駅→伊勢神宮内宮 宇治橋前→近鉄五十鈴川駅
投稿者プロフィール
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三重県ウオーキング協会事務局長・合同会社ランシス代表
合同会社ランシスは「ランウォーク」×「ツーリズム」×「WEB」を通じて、三重を走る、歩くモチベーションを創っていきます。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。
個人ブログ | セカンドウィンド四日市サイト | 三重県ウオーキング協会サイト


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