三重県は南北に約170キロメートルと細長く、気候も文化も驚くほど多様です。そのため、県内は大きく5つのエリアに分かれており、それぞれ全く異なる魅力を持っています。
さらに三重県は14市、15町があり、それぞれの市町についてみてみると、他の地域にない特色や強みがあふれています。
このページではそんな三重県14市15町それぞれの特色を紹介していきます。
北勢エリア(ものづくりとエンタメが集まる三重の経済中心地)
愛知県(名古屋市)に隣接しており、通勤・通学圏としてのベッドタウンの側面を持ちます。四日市コンビナートや鈴鹿の自動車産業など、中京工業地帯の一翼を担う工業地帯です。一方で、「ナガシマスパーランド」「鈴鹿サーキット」「湯の山温泉」など、全国屈指のエンターテインメント・観光スポットが集結しています。
桑名市(くわなし)
愛知県に隣接する名古屋のベッドタウン。「ナガシマスパーランド」や「なばなの里」、ブランド食材の「桑名のハマグリ」が名物です。
いなべ市(いなべし)
鈴鹿山脈の豊かな自然に囲まれた街。近年はアウトドアの拠点や、おしゃれなカフェ・移住先として人気を集めています。
四日市市(よっかいちし)
県内最大の人口を抱える経済の中心地。中京工業地帯を支える「四日市コンビナート」の工場夜景や伝統の萬古焼(ばんこやき)が有名です。
鈴鹿市(すずかし)
モータースポーツの聖地「鈴鹿サーキット」がある街。自動車産業が盛んなものづくり都市であり、お茶(伊勢茶)の生産も盛んです。
亀山市(かめやまし)
かつての東海道の宿場町(関宿など)の情緒を残す街。世界のシャープの液晶工場やローソク生産(カメヤマ)など、独自の産業も光ります。
木曽岬町(きそさきちょう)
木曽三川の河口に位置する、三重県の東の玄関口。トマトの栽培や、のどかな水郷地帯の風景が特徴です。
東員町(とういんちょう)
名古屋への通勤圏としてファミリー層に人気の街。歌舞伎の祖のひとり、初代市川團十郎ゆかりの地でもあります。
菰野町(こものちょう)
御在所岳(ございしょだけ)の麓にある湯の山温泉や、アクアイグニスなどの癒やしスポットが集まる観光と自然の町です。
朝日町(あさひちょう)
三重県で最も面積が小さい自治体ながら、利便性の高さから若年層の流入が多く、活気のある「若い町」です。
川越町(かわごえちょう)
伊勢湾に面したコンパクトな町。臨海部には工業地帯が広がり、財政が非常に安定しているのが強みです。
中南勢エリア(行政の中心地で、グルメと歴史・自然が調和する地域)
三重県の県庁所在地である津市を擁する行政の中心エリアです。津のうなぎ文化や、世界的なブランド牛「松阪牛」の郷など、豊かな食文化が根付いています。かつて江戸を席巻した伊勢商人の歴史や斎宮(明和町)のロマンが息づく一方で、近年は日本最大級の商業リゾート「VISON(多気町)」が話題を集めています。西部にはユネスコエコパークに指定された大台町などがあり、清流・宮川をはじめとする豊かな自然にも恵まれています。
津市(つし
三重県の県庁所在地。日本一短い地名として有名で、歴史ある城下町と大門の賑わい、おいしい鰻(うなぎ)の街としても知られます。
松阪市(まつさかし)
世界に誇る「松阪牛(まつさかうし)」の郷。かつて三井高利などの豪商を輩出した商業の歴史があり、松阪木綿なども伝わります。
明和町(めいわちょう)
かつて伊勢神宮に仕えた皇女「斎王(さいおう)」の宮殿があったロマンの街。国の史跡「斎宮跡」が広がっています。
多気町(たきちょう)
日本最大級の商業リゾート施設「VISON(ヴィソン)」で全国から注目を浴びる町。前村長が育てた「相可高校調理クラブ」でも有名です。
大台町(おおだいちょう)
町全体がユネスコエコパークに指定されている自然の宝庫。日本屈指の清流「宮川」でのSUPなどのアクティビティが人気です。
伊勢志摩エリア(日本人の心のふるさとと、美しいリアス式海岸のリゾート)
「伊勢神宮」を擁する、日本屈指の聖地・観光エリアです。鳥羽や志摩へ進むと、波穏やかな英虞湾(あごわん)などの美しいリアス海岸が広がり、多くの海女さんが今も活躍しています。伊勢エビ、アワビ、真珠、カキなど、海の恵みの宝庫であり、国際サミットの舞台にもなった一大リゾート地です。
伊勢市(いせし)
日本人の心のふるさと「伊勢神宮」の門前町。おはらい町やおかげ横丁、名物の「伊勢うどん」や「赤福」で一年中賑わいます。
鳥羽市(とばし)
飼育種類数日本一の「鳥羽水族館」がある港町。現役で活躍する海女(あま)の数が日本一多く、新鮮な真珠やカキの養殖が盛んです。
志摩市(しまし)
リアス海岸の美しい英虞湾(あごわん)を望むリゾート地。伊勢志摩サミットの舞台であり、高級食材の伊勢エビやアワビの宝庫です。
玉城町(たまきちょう)
続日本100名城にも選ばれた「田丸城跡」がある城下町。ブランド豚「玉城豚」やフルーツ栽培が盛んです。
度会町(わたらいちょう)
清流・宮川の上流に広がる、お茶(伊勢茶)の一大生産地。のどかな里山風景と美味しい水が自慢です。
南伊勢町(みなみいせちょう)
リアス海岸の美しい湾が連なる、三重県有数の水産都市。ブランド魚の「伊勢まぐろ」や、甘い「五ヶ所みかん」が特産です。
大紀町(たいきちょう)
山、川、海がすべて揃った大自然の町。伊勢神宮の別宮「瀧原宮(たきはらのみや)」があり、錦地区でのマリンスポーツも盛んです。
伊賀地域(独自の文化が息づく、「忍者の里」と盆地が育む食)
周囲を山に囲まれた盆地特有の気候を持つエリアです。関西(大阪)へのアクセスが良く、方言や文化も関西圏の影響を強く受けています。「伊賀流忍者」や芭蕉の生誕地として有名で、格子戸の残る城下町の風情が魅力です。寒暖差の激しい気候と良質な水が生み出す「伊賀牛」や、銘酒の数々、伝統工芸の伊賀焼などが知られています。
伊賀市(いがし)
伊賀流忍者の里。上野城の城下町であり、寒暖差の激しい盆地が育む「伊賀牛」や本格的な「伊賀焼」、伝統工芸の組紐(くみひも)が名高いです。
名張市(なばりし)
美しい景勝地「赤目四十八滝」や香落渓(かおちだに)を持つ自然豊かな街。大阪へのアクセスが良く、ベッドタウンとしても発展しました。
東紀州地域(世界遺産「熊野古道」が紡ぐ、神秘的な大自然と黒潮の恵み)
三重県の最南部、和歌山県に接するエリアです。雄大な山々と熊野灘の青い海に挟まれており、世界遺産「熊野古道」の峠道や、奇岩が連なる海岸など、神秘的でダイナミックな風景が広がります。日本有数の豪雨地帯が生む良質なヒノキや、黒潮がもたらす新鮮な海の幸、そして温暖な気候を利用した「年中採れるみかん」など、自然の恩恵をダイレクトに感じられる地域です。
尾鷲市(おわせし)
日本有数の豪雨地帯が生む「尾鷲ヒノキ」と、豊かな漁場に恵まれた街。高級魚のマハタやブリ、ケンサキイカなど魚の美味しさは格別です。
熊野市(くまのし)
世界遺産「熊野古道」や、奇岩が連なる「鬼ヶ城」、美しい「七里御浜」がある地。夏に開催される大迫力の「熊野大花火大会」が有名です。
紀北町(きほくちょう)
熊野古道の「ツヅラト峠」や「馬越峠」への入り口となる町。日本一の漁獲量を誇る「マンボウ」を食べる独自の食文化があります。
御浜町(みはまちょう)
年中みかんが採れる「年中みかんのとれるまち」。七里御浜の海岸線が美しく、温暖な気候に恵まれています。
紀宝町(きほうちょう)
三重県最南端、和歌山県との県境にある町。世界遺産の「七里御浜」や、ウミガメの保護・ふれあいができる道の駅があります。



